「それは本当にオリジナルなお前の考えか?」

右の文字は「心」左は「朴ほう」の篆書文字

オーストラリアの方と友人になり、少しの期間英語を学んでいた時のことです。いつもニコニコ話す彼女が突然真面目な顔になりいいました。「TOMO 今の話は本当にお前のオリジナルな考えか?」と。オリジナルな考え? 自分の考え? あまり意識していなかった感覚です。たしかに自分自身いろいろなことを学び。いろいろな本を読む中で、自分で吸収し自分の考えや言葉にしていることが多い気がします。日本人は特にこの感覚や習慣に犯されてはいないでしょうか? ですからこのオリジナルな考えか?ほんとうにお前自身の言葉か?と言われると、どこからか借りてきた言葉かもしれないと考えてしまいます。クライアントに対する会話でも、 世間一般的な言葉を投げかけたりしていないでしょうか?たまには自分自身の言葉にこの言葉を投げかけてみてください。

人事部長が一言「人事はひとごとと読みます」

「人事はひとごと(他人事)と読みます」ある大手の人事部長の言葉です。いわれる通り大手企業の人事部長ともなると、すべて自分事では考えていられない事情も理解できます。だからこそ、私たちはクライアントの言葉に耳を傾け、その方にとっての最善策を考えます。その人が過去を悔やまないように、そして 決断をするなら、そのアシストができるようにと考えます・その方が迷っているようなら、決断する要素を聞き出し、アドバイスすることを考えます。クライアント自信が、答えを持ちながら、決断しきれない相談もあります。真摯に自分の流れに耳を傾けてみてください。よき判断できると考えます。

今日のカレンダーに赤丸?

家で夜食事をしていると、壁に貼ってあるカレンダーに赤丸の印 それもその日は今日??

あれ?今日って何の日だっけ。まずい。ホワイトディは違うし、結婚記念日でもないし、だれかの誕生日でもないし。。。。妻に聞くのもなーーと思いながら食事をしていました。やばい会話が頭に入らない。おそるおそる「あのさー このカレンダーに赤丸があるけどこれどういう日」その答えは、「あなたが、夜ご飯を家で食べると言った日」その回答にとても驚きました。それは、仕事漬けで毎日朝早くから夜遅くまで飛び回っていた時代のエピソードです。

いまでは、毎日朝食夕食も同じ時間に 一緒に食事をしています。妻の話す何気ない会話が頭に入り、日常の大切さを感じさせてくれます。だれかと話す時間を増やしましょう

キャリアコンサルタントは常にフラットな気持ちで

キャリアコンサルタントは、クライアントの前では、常にフラットでありたいものです。そのためには、企業内での相談や、企業からの依頼での相談員の立場で話をしてしてしまわないように心がけることが必要です。自分は経験なく、しらない質問に対しては、知らないと回答する勇気も必要です。経営的な仕事が未経験であるのに、独立を進めることは簡単ではない気もします。キャリアコンサルタントになる以前は、私も多くの経営者や先輩に質問や相談をしてきました。あるとき人を採用することを悩み、ある経営者の方に相談した際に、経営者は自分の社員が一人や二人仕事ができなくても、自分がその人の分まで稼ぐくらいの覚悟がない人は、人を採用してはいけないと教えられました。確かにその経営者の方は、その事業をスタートする際には、10人の従業員からのスタートだったそうです。経営者の方の多くが人格者である理由が本当に理解できました。そしてその時学んだことは、わからないことはまず自分で策を考えること。そしてその解答を持参して、それを達成している方にこそ聞きに行くこと。そうすれば、たとえ自分の持参した策が間違っていても、自分自身で考える力がつくし、そこで初めて指導を仰ぐことができます。 なんでもそうですが、それを達成して人に勇気をもって聞いてください。

キャリコンが読んでおきたい本Vol.1

夜と霧の本カバーより

フロイトやアドラー理論に興味あるかたは、ぜひこの本もお勧めします。心理学者でユダヤ人でもあるフランクルが、自ら経験したホロコーストの体験によって人間とは何なのかを語る重要な本だと感じます。参考になるというよりは、このような仕事にたずさわる人は、読む責任さえ感じ、また後世に伝いたい本の1冊です。このなかで人は人として生き抜くために大切なことを、彼は自分の経験を通して、分析し結論を得ています。さて人にとって生きていくためには何が重要なのでしょうか?彼の言葉をかりると、芸術さえも人が生きるためには必須なものと語られています。そして将来をイメージすることの大切さを学べます。ライフ&ワークバランスの根源にも出会える1冊です。

就活の今事情

採用のフェアーが全国で現在も開催されています。コロナ終焉の雰囲気の中、対面とリモートどちらでもOKなど、ここ1-2年とは違う様子がみられています。企業説明会に参加される際も、同じ企業に何度も訪問される方もいるようです。個人的には、何度も一社を訪問し売り込むことも必要かもしれませんが、業種は同じでも、会社によって雰囲気はまったく違います。食べログのように身も知らずの方の書き込みを見て判断するよりは、現在勤務されている方に直接「あなたは、なぜこの会社を選ばれたのですか?」「会社に入られていかがですか?」と聞いたほうがよき結果に繋がることが多い気がします。あと、大学の学生課を意外と利用する方が少ない気がします。そこの人間関係を構築することは有益だと思います。なかには、一度退職したり、リターン組も一度ご自分の大学の就職課に顔をだすこともお勧めします。

「あなたは日本人ですか?イナモリをしっていますか?」

中国で仕事をしていた時に、「あなたは日本人ですか?イナモリをしっていますか?」と 何人かの方にこう聞かれました。「イナモリ?稲盛和夫氏ですか?」「そうそう、私はあの人の本を3冊も読んだ」と目を輝かしていわれました。日本に帰り学生に「イナモリていう人だれか知っている?」と聞いてもすぐ答えれる人は少数でした。中国の若き経営者は、日本に限らず、アメリカやヨーロッパの優れた経営者の本を読み、参考にして自分のビジネスをいち早く成功させる努力をしていました。中国の若き経営者は、まずしくて家に電話がない時から各人が携帯電はを手に入れてビジネスをする飛躍的環境の変化に恐れることなく順応し、”最短の方法でビジネスを学び実行し成功事例を積み重ねる。” アジア人のお家芸をフルに活用し、あっという間に日本を抜き去ろうとしています。いろいろな文化を知る際に、街の本屋やコンビニの図書コーナーで街の文化がわかると以前は言われました。東京の文化街の本屋がいま、どんどん消滅する姿にすこし危機感を感じます。

キャリアコンサルタント 独学実践記Vol.10 

仲間内の面談練習は要注意

面談の練習を学校の仲間内で練習をして、弱い箇所を指摘されて自信だけを無くすくらいなら、職場や周囲で、あまり親しくない人に話しかけ、相手にどんどん話してもらう練習をお勧めします。いかに相づちや、相手が興味あるかないかを探りながら、聞くことの練習は、傾聴の練習となり、面談練習になります。

キャリアコンサルタント 独学実践記Vol.9 

相手も沈黙・こちらの沈黙があってもOK

ベテランこそ、あせって沈黙を嫌う傾向がありますが、ゆっくり同じ質問をしても相手を理解:深堀できるならOKだと考えます。相手の沈黙はチャンスです。相手の沈黙をきらいこちらから先に話しかけないように気をつけてください。相手は沈黙の中で自分の考えをまとめています。また、相手の話をきちんと聞かずに、先回りして質問を考えてしまい。実際の口頭質問の際に、相手がどんな話をしたか忘れてしまう方も実は多くいます。聞くことに徹して、①この人は何に困っているんだろう?②その原因はなんだろう③その時どう感じたんだろう とゆっくり聞いていくことで、信頼関係が築かれ、クラインとが話しているうちに自ら問題点に気づくパターンが一番よいと思います。

学生さんと夢の話いえ、計画を話します

何人かの学生さんと話をし、夢を現実にされた方がいます。

メキシコに住みたいA君。資金をためるためコツコツアルバイトをしていました。

TOMO:どうしてメキシコに住みたいの?

A:メキシコで彫刻の勉強をしたいから。

メキシコは日本より彫刻の文化が進んでいるそうです。

TOMO:メキシコに行くことの問題点は何?

A:資金が足りないことです。

TOMO:なるほど、問題はそれだけ? メキシコへの片道飛行機代はいくら?メキシコのどこにどれだけ行きたいの?何を学びたいの? 彼のアンサーは確実でした。そこで、たまたま近くのギャラリーでメキシコ在中のご老人の彫刻家が個展をやっていることをニュースでみつけA君にその個展を見に行くように勧めました。さて彼の夢計画はどうなったでしょうか? 彼は半年後にはメキシコへ渡りました。個展をしていたメキシコ在住の彫刻家の方が、今は子供も育ち老人2人ぐらいで部屋も空いているので、メキシコに来いと背中を押してくれたのです。まさに クランボルツの”ハップンスタンス・ラーニング・セオリー”だと思います。好奇心・持続性・柔軟性・楽観性・冒険心があれば、偶然の出来事をチャンスに変えることができます。とくにこの持続性が私はポイントだと思います。