営業時代の手法として、帰りがけにその経営者の方に、「お勧めの本を一冊教えてください」とよく聞きました。教えて頂いた本を買えりにすぐ買って読み、次回の訪問の際の話のきっかけにしました。また、そう尋ねると、今まで本当に多くの書籍をプレゼントされました。このことは、人は同じ本を通して、思いを共有化したい欲求があることに気づかされます。同時にこの手法は、反抗期の親子関係にも利用できます。反抗期の娘や息子への話すきっかけや話題作りに困った方には、子どもに一冊最近読んでおもしろかった本を聞いてみてください。私自身子供たちに、推薦の本を何冊も借りて読みました。中には中学でこんな本を、、、という時もありましたが、そんなことには触れずに、その後本の内容でおもしろかったことを少し語ると、意外に会話が盛り上がります。これもお互いを知るコミュニケーションのツールになります。本に限らず、音楽やゲームでも同じことができると思います。何か共通の興味をもつことで、見えなかった心の壁をすこし崩すことができるのです。