広州で以前、暮らし始めたころです。大きなビルの正面入口のドアの前で、一人の女の子が泣いていました。「どうしたの?」と声を掛けていると、突然母親が登場して、うちの子供を泣かしたと、お金を要求されました。ビルのガードマンが、その様子をみており駆けつけて、これは詐欺なので、お金を払う必要がないと教えられました。それからも同じビルの前で、その少女が泣いている風景を見ることがあり、居た堪れない気がしました。同時に自分の甘さをいろいろ学ぶこととなりました。生きていく厳しさは、経験しないと学べません。いろいろ世の中に疑問を持つことも大切だと知りました。